本報告は、特定非営利活動法人日本サポートマーク普及協会が取り組む「NEXT未病」について、 地域共助、未病対策、孤立予防の観点から整理した実践報告です。
本取り組みは、疾病の診断、治療、予防効果を示すものではなく、 地域の中で人が外へ出るきっかけ、自分の状態に気づくきっかけ、 支え合いにつながる接点づくりとしての可能性を検討するものです。
要旨
本報告は、特定非営利活動法人日本サポートマーク普及協会が取り組む「NEXT未病」について、 地域共助、未病対策、孤立予防の観点から整理した実践報告である。
NEXT未病は、血流測定や水素ガス吸入体験をきっかけとして、 参加者が自分の身体に関心を持ち、人と話し、地域とのつながりを生み出すことを目的としている。
本取り組みは、疾病の診断、治療、予防効果を示すものではなく、 地域の中で人が外へ出るきっかけ、自分の状態に気づくきっかけ、 支え合いにつながる接点づくりとしての可能性を検討するものである。
1. 背景
外見から分かりにくい困りごとを抱える人は、周囲から気づかれにくく、 また本人も誰に助けを求めればよいのか分からないまま孤立してしまうことがある。
サポートマークは、困っている人が助けを求めるためだけのものではなく、 周囲の人が「気づきたい」「支えたい」という意思を示すためのマークである。
一方、未病対策においても、身体の小さな変化に早く気づき、 生活や人とのつながりを見直すことが重要である。 健康に関する体験をきっかけに人が外へ出て、誰かと話す場が生まれることは、 地域共助や孤立予防の観点からも意味があると考えられる。
2. 目的
本取り組みの目的は、血流測定や水素ガス吸入体験を通じて、 参加者が自分の身体に目を向ける機会をつくることである。
また、体験を通じて自然な会話や気づきが生まれる場をつくり、 地域の中で人と人がつながるきっかけを広げることを目的としている。
本報告では、NEXT未病を単なる健康体験ではなく、 地域共助、未病対策、孤立予防をつなぐ実践モデルとして整理する。
3. 実施内容
3-1. 血流測定体験
血流測定器を使用し、毛細血管や血流の状態を画面上で確認する。 自分の身体の様子を視覚的に確認することで、 健康や生活習慣について考えるきっかけをつくる。
3-2. 水素ガス吸入体験
ドクター水素ボトル®+等を活用し、水素ガス吸入を体験する。 体験を通じて、自分の身体の感じ方や変化に意識を向ける時間をつくる。
3-3. 対話と気づきの整理
体験中や体験後に生まれた参加者の声、現場で得られた気づき、 主催者側が把握した反応などを整理し、今後の活動改善や地域共助の取り組みに活かす。
この整理は、個人を評価するものではなく、 地域の中でどのような接点や支え合いが必要とされているのかを考えるためのものである。
4. 現場で見えてきたこと
これまでの体験会では、参加者が自分の身体について考えるきっかけになったり、 普段は意識しにくい体調や生活習慣について話す場面が見られた。
また、家族や友人にも伝えたい、もう一度参加したいといった反応もあり、 健康への関心だけでなく、人が外へ出るきっかけや地域との接点づくりにつながる可能性が示された。
さらに、血流の可視化を通じて、言葉だけでは伝わりにくい身体への関心が生まれ、 そこから自然な対話につながる場面もあった。
これらは医学的効果を示すものではないが、 地域の中で人が集まり、自分の状態に気づき、誰かと話すきっかけとして重要な意味を持つと考えられる。
5. 考察
NEXT未病の特徴は、健康に関する体験を入口としながら、 その先に地域共助や孤立予防の接点をつくる点にある。
血流測定や水素ガス吸入体験は、参加者が自分の身体に関心を持つきっかけとなる。 しかし、本取り組みの本質は、測定結果や体験そのものだけにあるのではない。
重要なのは、体験を通じて人が外へ出ること、人と話すこと、 自分の状態に気づくこと、そして必要なときに支え合える関係性を地域の中に育てていくことである。
サポートマークの考え方である「周囲が先に気づく」という視点は、未病対策にも通じる。 身体の変化に早く気づくこと、困りごとに早く気づくこと、 地域の中で人の変化に気づける関係をつくることは、 いずれも予防的な支援につながる可能性がある。
6. AIの補助的活用について
本取り組みでは、現場で得られた声や気づきを今後の活動に活かすため、 必要に応じてAIを補助的に活用することがある。
AIは、人の代わりに判断するものではない。 また、参加者を評価したり、健康状態を判定したりするために使用するものでもない。
AIは、現場で生まれた気づきを整理し、 地域共助や未病対策の取り組みをより分かりやすく伝えるための補助として活用する。
個人が特定される情報や健康に関する情報の取り扱いには十分配慮し、 人による確認を行いながら、安全で安心できる活用を心がける。
7. 今後の展望
今後は、企業、自治体、地域団体、福祉関係団体などと連携しながら、 NEXT未病を地域の実情に合わせた形で実施していく。
企業においては、健康経営や従業員のコンディション管理、 地域貢献活動の一環として活用できる可能性がある。
自治体や地域団体においては、未病対策、孤立予防、地域交流、 外見から分かりにくい困りごとへの理解促進の場として活用できる可能性がある。
今後も、医学的効果を示すものとしてではなく、 人が外へ出るきっかけ、人と話すきっかけ、 自分や周囲の変化に気づくきっかけをつくる実践として、 地域共助と未病対策をつなぐ活動を進めていく。
8. 留意事項
本報告は、NEXT未病の取り組みを地域共助・未病対策・孤立予防の観点から整理した実践報告である。 疾病の診断、治療、予防効果を証明するものではない。
血流測定や水素ガス吸入体験による感じ方には個人差がある。 体調に不安のある方、通院中の方、医師から指導を受けている方は、 必要に応じて事前に医療機関へ相談することが望ましい。
9. お問い合わせ
NEXT未病の実施、企業・自治体・地域団体との連携、 講演・体験会については、下記までお問い合わせください。
特定非営利活動法人 日本サポートマーク普及協会
メール:info2@supportmark.or.jp
ホームページ:https://supportmark.or.jp
